多くの企業で起きています
こんにちは。制作部です。
ホームページやSNSが普及した現在でも、チラシは非常に重要な販促ツールです。
地域密着型のサービス業、求人募集、イベント告知、店舗集客、展示会案内など、さまざまな場面で活用されています。
しかし、実際にチラシを作ったものの、
「反応がなかった」
「問い合わせが来なかった」
「思ったより効果が出なかった」
という声を聞くことも少なくありません。
もちろん、チラシの効果は配布方法やターゲット、タイミングなどさまざまな要因によって左右されます。
しかし制作の現場で多くのチラシを見ていると、成果が出にくいチラシには共通する特徴があります。
それは、
「伝えたいことはたくさんあるのに、伝わっていない」
という状態です。
企業側としては、お客様に知ってほしい情報がたくさんあります。
- サービス内容も伝えたい。
- 会社の強みも伝えたい。
- 実績も見せたい。
- 料金も載せたい。
- キャンペーンも案内したい。
気持ちはとてもよく分かります。
しかし、その結果として情報を詰め込み過ぎてしまい、本当に伝えたいことが埋もれてしまうケースが非常に多いのです。
今回は、私たち制作部が実際に感じる「チラシ制作でよくある失敗例」についてご紹介します。
これからチラシを作る方はもちろん、過去にチラシを作ったけれど思うような成果が出なかった方にも参考になれば幸いです。
情報量が多すぎる

なぜ詰め込みたくなるのか
チラシ制作で最も多い失敗が、
「情報の詰め込み過ぎ」
です。
お客様との打ち合わせでも、
「これも載せたい」
「これも大事なんです」
「せっかくなので全部入れたい」
というご要望をいただくことがあります。
確かに、どの情報も大切です。
しかし、読む側の立場で考えるとどうでしょうか。
びっしりと文字が並んだチラシを受け取ったとき、多くの人は最初から最後まで読みません。
まず目に入るのは、
- 大きな見出し
- 写真
- キャッチコピー
です。
そして数秒のうちに、
「自分に関係があるか」
を判断しています。
つまり、読者は企業側が思っている以上に短時間で判断しているのです。
そのため、情報が多すぎるチラシは、
- 何を伝えたいのか分からない
- 読む気にならない
- 重要な情報が埋もれる
という状態になりやすくなります。
チラシは会社案内ではない
情報量が多くなる原因の一つに、
チラシと会社案内の役割を混同しているケースがあります。
会社案内は企業について詳しく知ってもらうためのものです。
一方でチラシは、
- 興味を持ってもらう
- 問い合わせてもらう
- 来店してもらう
- 応募してもらう
など、行動を起こしてもらうことが目的です。
例えば害獣駆除のチラシなら、
会社の歴史を詳しく説明するよりも、
「最短即日対応」
「無料現地調査」
「再発防止施工」
など、ユーザーが知りたい情報を優先すべきです。
求人チラシなら、
会社理念を長く掲載するよりも、
- 給与
- 休日
- 仕事内容
- 職場の雰囲気
を分かりやすく伝える方が効果的です。
チラシは情報を伝えるための媒体ではなく、行動を促すための媒体です。
だからこそ情報を絞ることが重要なのです。
引き算が成果につながる
制作部では、
「何を載せるか」
と同じくらい、
「何を載せないか」
を考えています。
実際に反応が良いチラシほど、情報量は整理されています。
読者にとって本当に必要な情報だけを残す。
それ以外は思い切って削る。
この判断ができるかどうかで、チラシの成果は大きく変わります。
チラシ制作では足し算より引き算が重要です。
ターゲットが曖昧
誰に向けて作っているのか分からない
次によくある失敗が、
ターゲットが曖昧なチラシです。
例えば、
- 若年層にも
- 高齢者にも
- 男性にも
- 女性にも
- 法人にも
- 個人にも
向けたい。
このような考え方になることがあります。
しかし実際には、すべての人に向けたチラシは誰にも刺さらないことが多いのです。
なぜなら、人によって知りたい情報が違うからです。
求人チラシを例に考える
例えば求人募集の場合、
20代未経験者と、
50代経験者では、
気になるポイントが違います。
未経験者なら、
- 研修制度
- 教育体制
- 職場の雰囲気
を重視するかもしれません。
経験者なら、
- 給与
- 待遇
- キャリアアップ
を重視するかもしれません。
どちらにも同じように伝えようとすると、結果として中途半端な内容になります。
そのため制作前には、
「誰に応募してほしいのか」
を明確にする必要があります。
ターゲットによってデザインも変わる

ターゲットが決まると、
- 使う写真
- 色
- 文章
- レイアウト
も変わります。
例えば高齢者向けなら、
- 文字を大きくする
- 情報をシンプルにする
- 安心感を重視する
という考え方になります。
若年層向けなら、
- 写真を大きく使う
- スマートフォンで見やすくする
- デザイン性を高める
という方向になります。
つまりターゲットが決まらなければ、デザインも決まりません。
制作部では必ず、
「誰に届けたいのか」
を確認するようにしています。
行動喚起が弱い
読んでも次の行動が分からない
意外と多いのが、
行動喚起が弱いチラシです。
見た目も綺麗。
内容も分かりやすい。
それなのに反応がない。
こうしたケースでは、
「次に何をしてほしいか」
が明確でないことがあります。
例えば、
サービス紹介だけで終わっている。
会社紹介だけで終わっている。
求人内容だけで終わっている。
これでは読者は動けません。
問い合わせにつなげる工夫
チラシには必ず行動喚起が必要です。
例えば、
- 無料相談はこちら
- 無料現地調査実施中
- まずはお気軽にお問い合わせください
- 会社見学受付中
- 応募はこちら
などです。
さらに、
- 電話番号
- QRコード
- ホームページURL
を目立つ位置に配置することも重要です。
読者が行動しようと思った瞬間に迷わせないことが大切です。
CTAはチラシのゴール

私たちはチラシ制作の際、
最後に必ず確認することがあります。
それは、
「このチラシを見た人に何をしてほしいのか」
です。
- 問い合わせなのか。
- 来店なのか。
- 応募なのか。
- 資料請求なのか。
これが明確になっていなければ、成果につながるチラシにはなりません。
チラシは読んでもらうことが目的ではありません。
行動してもらうことが目的です。
だからこそ、CTA(行動喚起)は非常に重要なのです。
引き算も大切です

チラシ制作では、
情報を増やすことよりも、
整理することの方が重要です。
たくさん載せれば伝わるわけではありません。
多くの場合、
情報を減らした方が伝わります。
- ターゲットを明確にする。
- 本当に必要な情報だけを残す。
- 次の行動を分かりやすくする。
この3つを意識するだけでも、チラシの成果は大きく変わります。
私たち制作部も日々、
「どうすればもっと伝わるのか」
を考えながら制作を行っています。
もしこれからチラシを作る機会があれば、
足し算ではなく引き算の視点を意識してみてください。
伝わるチラシは、情報量が多いチラシではありません。
必要な情報が整理されたチラシです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回は「会社案内は営業マンの代わりになる」というテーマで、会社案内制作の考え方についてご紹介したいと思います。
ぜひ次回もご覧ください。

