写真の影響力
こんにちは。制作部です。
前回のブログでは、「応募が集まる求人広告と集まらない求人広告の違い」というテーマで、求職者目線で情報を伝えることや、職場の雰囲気を伝える写真の重要性についてお話ししました。
今回は、その「写真」について、もう少し詳しく掘り下げてみたいと思います。
私たち制作部は、ホームページ、求人広告、会社案内、チラシ、SNS投稿、インタビュー記事など、さまざまな制作物を手がけています。
その中で、写真は非常に重要な役割を持っています。
例えば、同じホームページでも、明るく清潔感のある写真が使われている場合と、暗く古い写真が使われている場合では、受ける印象は大きく異なります。
文章を読む前に、写真を見ただけで、
- 「明るそうな会社だな」
- 「しっかりしていそう」
- 「親しみやすそう」
- 「ここで働いてみたい」
と感じることもあります。
反対に、
- 「少し暗い印象だな」
- 「情報が古そう」
- 「どんな会社なのか分かりにくい」
と感じてしまうこともあります。
写真は文章よりも早く、多くの情報を伝えられるものです。
だからこそ、制作物の印象を左右する大切な要素の一つだと私たちは考えています。
では、「良い写真」とは、どのような写真なのでしょうか。
今回は制作部の視点から、写真が与える第一印象やよくある失敗、撮影するときに意識していることについてご紹介します。

📌第一印象
写真で決まることは意外と多い
ホームページを開いたとき、最初に何を見るでしょうか。
多くの場合、最初に目に入るのは大きな写真やメインビジュアルです。
求人広告でも同じです。
タイトルや給与などの条件と一緒に、職場やスタッフの写真が目に入ります。
SNSであれば、さらに写真の重要性は高くなります。
たくさんの投稿が並んでいる中で、
「少し気になる」
「続きを見てみたい」
と思ってもらえるかどうかは、最初に表示される写真や画像によって左右されます。
つまり写真は、文章を読んでもらうための入り口でもあるのです。
どれだけ良い文章を書いていても、写真から受ける第一印象が良くなければ、その先まで読んでもらえない可能性があります。
制作部ではデザインを考える際、
「この写真を見た人は、どのような印象を受けるだろう」
ということを意識しています。
単純にきれいな写真を選ぶのではなく、その制作物の目的に合っているかどうかが重要だからです。
写真には多くの情報が含まれている

例えば、採用サイトにオフィスの写真を掲載するとします。
その一枚からでも、
- オフィスの広さ
- 明るさ
- デスクの配置
- 設備
- 働いている人の服装
- 職場の雰囲気
など、さまざまなことが伝わります。
会社側からすると毎日見ている風景なので、特別なものには感じないかもしれません。
しかし、初めてその会社を知った人にとっては重要な情報です。
「どんなところで働くんだろう」
という疑問に対して、写真が答えてくれるからです。
会社案内でも同じです。
会社概要や事業内容を文章で説明するだけでは伝わりにくい企業の雰囲気も、社員や仕事風景の写真を掲載することで伝えやすくなります。
例えば、打ち合わせをしている写真があれば、
「チームで仕事をしている会社なのかな」
と感じてもらえるかもしれません。
実際の作業風景があれば、
「こんな仕事をしているんだ」
と具体的にイメージできます。
写真には、文字では説明しきれない情報を伝える力があります。
写真は「信頼」にもつながる
私たちが写真を重要だと考えるもう一つの理由が、信頼感です。
初めて利用する会社やサービスを調べているとき、
「本当に信頼できる会社なのかな」
と感じることがあります。
そのとき、実際の社員や店舗、オフィス、作業風景などが掲載されていると、会社の実態が見えやすくなります。
こうした情報が写真によって見えることで、安心感につながります。
- 誰が働いているのか
- どんな場所なのか
- どんな仕事をしているのか
特に採用活動では、
「どんな人と一緒に働くのか」
ということを気にする求職者も多いため、実際のスタッフや職場の写真は大切な情報になります。
写真は、会社と見る人との距離を縮めてくれるものでもあるのです。
よくある失敗
暗い写真は実際以上に暗い印象を与える

写真撮影でよくある失敗の一つが、写真全体が暗くなってしまうことです。
室内で撮影すると、実際には明るいオフィスでも写真では暗く写ることがあります。
特に窓を背にして人物を撮影すると、逆光によって顔や室内が暗くなることがあります。
写真が暗いと、
「職場も暗そう」
「少し入りづらそう」
という印象につながってしまう可能性があります。
実際の職場は明るく活気があるのに、写真の撮り方によって正反対の印象を与えてしまうのは非常にもったいないことです。
そのため撮影時には、光がどこから入っているのかを確認し、できるだけ自然光や室内照明を活用しながら明るく見えるように工夫します。
何年も前の写真を使い続けている
ホームページで意外と多いのが、古い写真がそのまま掲載されているケースです。
ホームページを作った当時の写真を、5年、10年と使い続けていることもあります。
その間に、
- オフィスが変わった。
- 制服が変わった。
- スタッフが入れ替わった。
- 設備が新しくなった。
ということもあるでしょう。
文章は最新情報に更新されているのに、写真だけが昔のままだと、現在の会社の姿が正しく伝わりません。
特に採用ページの場合、
「入社したらこの人たちと働くのかな」
と思って応募したのに、実際には全く違うということも起こります。
写真も会社情報の一つです。
そのため私たちは、ホームページの情報を更新するときには写真も一緒に見直すことをおすすめしています。
とりあえず撮った写真になっていないか
もう一つ多いのが、
「必要だからとりあえず撮った」
という写真です。
例えばスタッフ写真の場合、
壁の前に立ってもらい、正面を向いて撮影する。
もちろん、それが悪いわけではありません。
しかし、すべて同じような写真だけでは、職場の雰囲気や仕事内容まではなかなか伝わりません。
採用ページであれば、
- 仕事をしている様子
- スタッフ同士で話している様子
- 実際に使用する道具
- オフィスや店舗の様子
なども撮影すると、よりリアルな職場を伝えることができます。
また、背景に不要なものが大量に写り込んでいたり、デスクの上が散らかっていたりすると、見る人の視線がそちらへ向いてしまいます。
撮影前には、
「写真に何が写るのか」
を確認することも大切です。
加工しすぎるのも注意
現在はスマートフォンでも簡単に写真を加工できます。
明るさを変えたり、色味を調整したりすることは、写真を見やすくするために有効です。
しかし、加工しすぎると実際の職場とかけ離れてしまいます。
特に求人広告では、実際の職場の雰囲気を伝えることが重要です。
写真では非常に明るく広く見えたのに、実際に面接へ行くと印象が全く違う、ということもあります。
このようなギャップは、かえって不信感につながる可能性があります。
写真はきれいに見せることも大切ですが、
「実際の魅力を正しく伝える」
という視点を忘れないことが重要です。
撮影時の工夫
自然な表情を引き出す

人物撮影で特に難しいのが、表情です。
カメラを向けられると、どうしても緊張してしまいます。
「笑ってください」
と言われても、自然な笑顔を作るのは意外と難しいものです。
そのため、私たちは人物を撮影するときに、撮影のためだけに作った表情やポーズにならないよう意識しています。
例えば、
- 社員同士で実際に話してもらう。
- 普段の仕事をしてもらう。
- パソコンを見ながら相談してもらう。
- 実際に使用している道具を使ってもらう。
このように普段の仕事に近い状況を作ることで、自然な表情や動きを撮影しやすくなります。
カメラ目線の集合写真も必要ですが、それだけでは会社の日常は伝わりません。
働いている瞬間を切り取った写真を組み合わせることで、よりリアルな雰囲気を伝えることができます。
「何を伝える写真なのか」を決める
撮影では、たくさん写真を撮れば良いわけではありません。
大切なのは目的です。
例えば、
| 伝えたいこと | 撮るべき写真 |
|---|---|
| 社員同士の関係性 | 打ち合わせや会話の様子 |
| 設備の充実 | 設備が分かる構図 |
| 仕事内容 | 実際の作業風景 |
| 清潔感 | 整理されたオフィス全体 |
目的が決まると、必要な写真も自然と決まってきます。
これはデザインと同じです。
「何となく良い写真」
ではなく、
「何を伝えるための写真なのか」
を考えることで、制作物の中で写真がしっかり役割を持つようになります。
撮影前の準備も重要
良い写真を撮るためには、撮影当日だけ頑張ればいいわけではありません。
- 撮影場所を決める
- 必要な人物を決める
- 服装を確認する
- デスク周りを整理する
- 不要なものを片付ける
- 必要な道具を準備する
- 撮影するシーンを決める
こうした準備をしておくことで、当日の撮影がスムーズになります。
特にホームページや会社案内など、複数の写真を使用する場合には、事前に「必要な写真リスト」を作っておくと撮り忘れを防ぐことができます。
制作部でも撮影が必要な案件では、完成した制作物を想像しながら、
「ここにはどんな写真が必要か」
を考えて撮影内容を整理します。
撮影は写真だけで完結するものではなく、最終的なデザインまで考えて行うことが大切です。
写真を使う場所まで考えて撮影する

撮影時にもう一つ意識しているのが、写真をどこで使うのかという点です。
- ホームページの横長のメイン画像
- InstagramなどのSNS投稿用画像
- 会社案内の表紙
- 求人広告の写真
同じ写真でも、使用する場所によって適した構図は異なります。
例えばホームページのメイン画像では、写真の上に文字を配置する場合があります。
そのため人物を中央に配置するのではなく、あえて左右どちらかに寄せて、文字を入れるための余白を作ることがあります。
反対にSNSでは、スマートフォンの小さな画面でも分かりやすいように、被写体を大きく撮影することがあります。
「良い写真を撮る」だけではなく、
「使いやすい写真を撮る」
ということも、制作の現場では重要なのです。
写真は会社の印象を決めます
ここまで、私たち制作部が考える「良い写真」についてお話ししてきました。
良い写真とは、単純に画質が良く、おしゃれに撮影された写真だけではありません。
- 会社の魅力が伝わること
- 仕事内容が分かること
- 職場の雰囲気が伝わること
- 見る人に安心感を与えられること
- そして、その制作物の目的に合っていること
これらが大切だと考えています。
写真には、文章では伝えきれない情報を一瞬で伝える力があります。
- ホームページ
- 求人広告
- 会社案内
- チラシ
- SNS
- インタビュー記事
どの制作物でも、写真一枚によって全体の印象が大きく変わることがあります。
だからこそ私たちは、写真を単なる「空いているスペースを埋める素材」として考えていません。
- 何を伝えるための写真なのか
- 誰に見てもらう写真なのか
- 見た人にどんな印象を持ってほしいのか
そこまで考えたうえで、撮影や写真選びを行うことが大切です。
また、会社は少しずつ変化していきます。
- 社員が増える
- オフィスが変わる
- 新しい設備が導入される
- 新しいサービスが始まる
そうした変化に合わせて、写真も新しくしていく必要があります。
もしホームページや会社案内、求人広告などで何年も同じ写真を使い続けている場合は、一度見直してみるのも良いかもしれません。
現在の会社の魅力が、その写真からきちんと伝わっているでしょうか。
写真は、会社の第一印象を作る大切な要素です。

私たち制作部もこれから、デザインや文章だけでなく、写真や動画を通して会社やサービスの魅力をより分かりやすく伝えられるよう、表現の幅を広げていきたいと考えています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回は「校正はなぜ必要なのか」というテーマで、制作物の品質や会社の信頼を守るために欠かせない確認作業についてご紹介します。
ぜひ次回もご覧ください。

